精神障がい者鉄道運賃割引制度の導入について

 JRグループ及び全ての大手私鉄16社より新たに精神障がい者の方を割引対象にする制度が発表されました。

 今まで、身体障がい者・知的障がい者の方への割引対象は鉄道事業者全てで導入がされていましたが、精神障がい者の方への割引について事業者の6割にとどまっておりました。

 かねてより精神障がい者の方たちから「身体・知的障がい者と同じように割引対象にしてほしい」との要望があり、その声を受けJR6社と大手私鉄16社全てで精神障がい者割引制度導入の発表となります。

 この制度をきっかけに、中小の私鉄や鉄道以外の公共交通機関(高速道路など)など、新たに精神障がい者の割引制度の実現がされることを願っています。

精神障がい者鉄道運賃割引制度 概要

1.導入日

2025年4月1日
最も早い京成電鉄は今年6月から割引開始

2.対象者

精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方
旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種または第2種の記載のあるもの)

今後、各自治体で精神障害者保健福祉手帳に旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄を設け、第1種または第2種の別が表記される予定です。

3.割引制度の詳細

1.介助者と一緒に利用する場合
第1種の場合はご本人と介助者人の普通乗車券や定期券など5割引、12歳未満で第2種の場合はご本人と介助者1人の定期券が5割引になります。

2.ご本人おひとりで利用する場合
片道100キロを超える場合に限り、第1種と第2種、いずれも普通乗車券が5割引になります。

4.その他

各自治体で発行する精神障害者保健福祉手帳(旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種または第2種の記載のあるもの)をお持ちでない場合、割引の乗車券類をお買い求めいただくことができません。また、列車をご利用の際にも必ず精神障害者保健福祉手帳をお持ちいただき、係員から提示を求められた場合はご提示ください。

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