障害・難病を持つ方、学校やデイケア卒業後の進路に迷っている、長年ひきこもり状態が続いているなど、将来への不安や悩みがある方々への社会参加の第一歩として、訓練等を通し日常生活に必要な生活能力の維持・向上を身につけ、次のステップである福祉的就労の事業所や企業へ繋ぐ事業です。自身の体調管理をおこないながら無理なくゆっくりと力をつけたい場合、すばる(自立訓練)2年+とっと(就労移行支援事業所)2年の合計4年コースの選択も可能です。
社会に出るための準備として、自立した生活をサポートする「自立訓練(生活訓練)」と、障害のある方の就職をサポートする「就労移行支援」とのサービスを提供しています。今すぐに就職やその他の進路に進むことへの不安や自信がない方が、様々な経験と自己決定を通じて、働き続ける力・社会で生きていく力を育んでいきます。
2年間では足りない

もっと学びたい

焦らず取り組みたい

自立訓練2年+一般就労 など
①各種の訓練、②本人との面談、③親の勉強会を通じて、次の3つの事業を選択するための「多角的な目安(アセスメント)」を提示します。
つぎの3種類の側面から、6か月ごとに、福祉的就労先を選択するための「多角的な目安」を提示します。
- 日々の各種訓練を通じての変化・目標の達成度合
- 毎月の本人と専門職(心理士・社会福祉士・精神保健福祉士)との面談による変化
- 2ヶ月ごとに「親の勉強会」の開催と親との面談による親と本人との関係性の変化
この3種類の内容から、3つの事業を選択するための「多角的な目安」を提示します。
*福祉的就労先の選択方針が決まれば、その選択された事業所選びを、障害者相談支援専門員と一緒に事業所探し、次の事業所への移籍を支援します。
- 障害または難病がある方
- 福祉的就労先の選択に迷っている方
- デイケア等で地域生活への定着を考えている方
- 特別支援学校を卒業した方
- ひきこもり状態の方
- 長年社会とのつながりがない方
など、お気軽にご相談ください。
*利用にあたっては、下記の障害者総合支援法に基づく福祉サービスの受給者証の取得が必要となります。
内容 | プログラム例 | |
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新たな居場所 |
自分の居場所を作る
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手芸、自由研究、レクリエーション、グループワークなど |
心と体を整える |
生活リズムを整えながら生活力を身につける
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体操、バレーボール、ウォーキング、SST、アンガーマネジメントなど |
社会を知る |
集団での活動に参加し、世の中や仕事について知り、考え、理解する
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あいさつ、身だしなみ、調理実習、金銭管理、イベント企画・参加など |
社会とつながる |
自分の将来を考え次のステップへと進む
|
封入、袋詰め、販売接客、発送準備など |
月・水・木曜日 | |
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10:00~10:30 | 掃除・朝礼 |
10:30~11:45 | 午前のメニュー |
11:45~12:45 | 昼休憩 |
12:45~13:00 | 備品準備や移動 |
13:00~15:00 | 午後のメニュー |
15:00~15:30 | ふり返り・日報 |
火・金曜日 | |
---|---|
10:00~10:30 | 掃除・朝礼 |
10:30~12:00 | 午前のメニュー |
12:00~13:00 | 昼休憩 |
13:00~15:00 | 午後のメニュー |
15:00~15:30 | ふり返り・日報 |
A1.障害者総合支援法に基づく福祉サービス事業「自立訓練(生活訓練)事業」としており、社会生活に必要な訓練をする場所です。
A2.最長2年間(1年間の延長有)
*一般企業を目指す場合には、すばる(自立訓練)2年+とっと(就労移行支援事業所)2年の合計4年コースの選択も可能です。
A3.3カ月単位で訓練内容が異なりますので、原則として次の年4回になります。
4月・7月・10月・1月(通所スタート月は要相談)
A4.月額自己負担額
訓練のための負担額は、月額3,000円となります。
A5.日常生活に必要なスキルは、障害を持つ方にとって特に身につけにくいものです。しかし、将来の生活や様々なトラブルからの回避など、自立した生活を送るうえで必要不可欠なスキルとなります。生活の質(QOL=クオリティ オブ ライフ)を高めていくことにより、より充実した生活を送れるようになります。
- 身だしなみ:服装や見た目を整える、清潔にする
- 健康管理:体の調子を整える
- 住まい:整理整頓、掃除、公共料金の支払い
- 金銭管理:お金の計画的使用、1人での買い物
- 外出:時間や行先と費用を守っての移動
- 対人関係:マナーやルールを身につける、トラブルを防ぐ、SOSを発信する
- 余暇:休み時間や休日を快適に過ごす
- 地域参加:家庭以外で人と交流できる場を持つ
- 進路選択:将来の見通しを立てて行動できる
- 法的問題:法的なトラブルを防ぐ
- 制度を知る:福祉制度を知り地域生活サービスの内容や活用法を学ぶ