2023年11月11日(土)宇都宮市文化会館を会場に第16回とちぎ就労支援リハビリテーション講習会を開催いたしました。
今回の講習会は「障害者雇用の現状と福祉サービスを利用して就職した方々の事例紹介」をテーマに、障害がある方でも第一線で働く様子や企業で働くにはどのような支援が必要なのか…など大変内容の濃い基調講演となりました。
当日は会場とZOOMでのオンライン参加を含め50名ほどの方がご参加されました。
開会宣言
司会進行は昨年に引き続きフリーランスで活躍されている小野崎様に務めていただきました。
認定NPO法人チャレンジド・コミュニティ 理事長の金井よりの開会の挨拶でいよいよ講習会の幕が開かれました。
また、助成団体になります一般社団法人日本損害保険協会様よりご挨拶を頂戴いたしました。
とちぎ就労支援リハビリテーション講習会の開催においては、一般社団法人日本損害保険協会様のご支援もあり毎年の開催を実現することができております。この場をお借りし厚く御礼を申し上げます。
第1部 基調講演
障害者の就職状況について
宇都宮市自立支援協議会 就労支援部会長である認定NPO法人チャレンジド・コミュニティ 田崎より、「障害者の就職状況について」の講演からスタートしました。
栃木県の障害者による雇用は、身体・知的・精神に障害がある方いずれも前年より増加傾向の流れにあるようです。
講演を聞き、障害のある方も社会参加への機会が増えていることに大変嬉しく感じました。
また、より多くの障害者の方がさらに活躍できるよう、障害者雇用が当たり前となる未来が来ることを願っています。
障害者雇用を推進する企業の状況
続いては、実際に障害がある方を雇用されている「株式会社ナカニシ様」と「株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様」による講演をいただけました。
実際に働いている様子をスライドや動画、大変分かりやすいスピーチを交えてお話しくださりました。
各企業様のお話しを聞き、「障害があっても特別扱いはしない」と言うキーワードが強く印象に残りました。
障害を個人の個性と捉え、苦手な部分をどのように克服し仕事に取り組むことができるか…そのような支援を日々考え行動していく企業様の取り組みに大変感銘を受けた講演でした。
第2部 就職した障害者と支援員による声
講習会の後半では、福祉サービスを利用して就職した障害者の方と支援員による生の声をお届けする講演となりました。
在宅でのテレワークで働く心構えや就職経験があるがより自分の高みを目指すため再就職を目指し福祉サービスを活用しているなど、それぞれの就労状況による取り組みを当事者と実際に支援に携わる支援員の方からリアルな報告を聞く機会となりました。
惜しまれつつ閉会の言葉へ
講習会は約3時間ほどの開催時間でありましたが、まだまだ沢山のお話しを聞きたいところではありましたが残念ながらお時間となり閉幕となりました。
今回の講習会に参加するまでは、障害がある方の最新の雇用状況についてまだまだ知らない部分がたくさんあり大変勉強になりました。
ご参加いただいた皆様にも、講習会を通じ障害者雇用に関する知識のアップデートを行えていただけましたら幸いです。