第4回ガイドヘルパースキルアップ研修会〔2022年6月〕報告

2022年6月4日(土)総合コミュニティセンター創作室にて開催

研修イラスト

講師:千種 珠美氏
自己紹介:ガイド歴、担当利用者の人数や、日頃の疑問点等を共有
食事支援:写真にて説明の仕方を学ぶ
実技:またぐ・階段昇り降り・エレベーター・椅子への誘導(3人掛け、会議室椅子)
その他:ICカード使用方法・電車ホームのアナウンスなど視覚障害者の為の配慮・触れる博物館・ディズニーランドマップ

報告レポート

当日は総勢12名の参加者で、皆さん千種先生の語りかけに熱心に耳をかたむけていました。特に、利用者の自立を妨げずに支援する(手伝い過ぎない)・食事支援で具体的な大きさ(一口大・こぶし大・指2本分など)を伝える・センチでは伝わりにくい・荷物は利用者が持てる範囲で持ってもらうのが基本だが、ガイドも手伝えるところは思いやりをもつ・椅子の誘導では声に出さない無言の誘導の仕方などの演習をしました。 触れる博物館・ディズニーランドマップ…他いろいろな視覚障害者の為のアイテムを見せて頂きとても興味深かったです。その他、長年多くの現場を経験されているからこその話を伺えました。明日の支援から出来るとても実践的なお話を分かりやすく伝えていただきました。

特に、「介護にならない支援を」の話をある利用者さんに話したところ、「視覚障害者は、目の役割をして欲しいのであって、手の役割をして欲しいのではない。」とのこと。
今までどうしても、親切心で手が出てしまっていたので、反省です。自立支援を念頭に出来ることはやっていただく、思いやりの気持ちで寄り添う、などソフト面の話を伺え てとても良かったです。

研修会後に参加者の方からも多くのご感想をくださりました。
沢山のお声の中から、いくつかご紹介させていただきます。

参加者の方からのご感想

今回の研修会はいかがでしたか?
  • 一般・応用で学べたことを忘れていて、新たな学びもたくさん実践できることもあり大変良かった。
  • 復習・実践できてよかった。
  • 基本に立ち返って、学び直すことができた。
  • 自己流になってしまっていることを改めて見直していきたい。
  • 電車・ICカード等、あまり支援することが少ないので興味深かった。
学んだことを自由にお聞かせください!
  • 食事の際に、食べ物の種類や大きさを具体的に分かりやすく(1口サイズ、こぶし大、手前、奥など)サイズ感を普段から身につけておく。
  • 椅子への誘導は、口に出さずとも自然に誘導することなど基本を教えていただいたので改めてリセットしたい。
  • 気遣い・心使いと介助の違いが難しく感じたが、利用者様が自分で出来ることはやってもらうことが大切だと思った。
  • 誘導の仕方を学べた。基本に沿って出来ることを心がけたい。
  • 実践と復習のアップデートが必要だと感じた。
今後、実施して欲しい研修内容はありますか?
  • 電車の切符購入と電車の乗り降り
  • スマホやカードなどの電子決済を利用した買い物支援
  • 身長差のある方の歩行・誘導
  • 盲導犬ユーザー支援
  • 基本研修は1年に1度は必要

第5回ガイドヘルパースキルアップ研修会について

〔第5回ガイドヘルパースキルアップ研修会〕は11月8日(火)の開催です。研修テーマは千種先生から路線バス・電車支援・エスカレーター支援演習を学びます。
次回研修会も沢山の方のご参加を心よりお待ちしております。

NPO法人チャレンジド・コミュニティ
同行援護事業所 あいさぽ

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